キリン先生の教育ブログ

小学校教員の業務の中で考えていることなんかをダラダラ書いてます。。教員を目指す人にも、保護者にも、全く教育業界を知らない人にも、立ち止まって考えてもらえたらと思います。

「感染」か「学び」か?!

新型コロナの感染拡大を、ある程度抑えつつ、学びもある程度は進める。

 

これが今回の文部科学省の「学校の新しい生活様式」の方針。


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これを元に考えると、学校の授業では今まで培ってきた、いわゆる「主体的・対話的で深い学び」は放棄ということなんだろうか。

 

知識や技能を詰め込むのではなく、自分からに学習に向かえるような教材や仕掛けをもとに、考えを練り合わせ、答え無き答えに向かっていくような・・・

 

そんな授業は無理なんだろうか。

 

文部科学省からの指針を読むと、かなりユルーく解釈をすると、そんな授業もできなくはないが、

 

おそらくほとんどの学校では、頭を突き合わせて議論するような授業はしないんだろうな。

 

飛沫がー、ソーシャルなんたらがー、って。

 

学分散登校が始まり、みんなが恐る恐る授業をしているのを聞いていると、本当にこれでいいのかと思う。

新しい学習指導要領によって、ようやく日本も「学び方」を重視し始めてきた矢先。

 

今、現場で行われている授業は、10年以上前の学習方法である。(10年以上前の現場をしらないけれど。笑)

 

それでいいのか、日本の教育・・・