教師のテレワークに思う②
全国的に教員のテレワークが始まっている。
早速数日ほど自宅で仕事をしてみた感想をまとめたい。
結論からいうと、
勤務場所はもちろんのこと、それ以上に
「勤務時間」という縛りの意味のなさを実感した。
なぜか、こんな当たり前のことに気づけなかったのか・・・
それは、今までの仕事時間があまりに長すぎたためである。
つまり、仕事量が膨大なため、勤務時間というものに関係なくどこでもいつでも仕事をしていたわけだ。
ご存知の方も多いだろうが、私たち教育公務員(公立の教員)は残業代がない。
その上、最低限の仕事で終わらせようとしても1日8時間で終わる仕事ではない。
さらに、教員というのは専門職でもある(と、自分は思っている)ので、プラスして自分の研究や何らかの取り組みをしている。
すると、特に時間を気にすることなく仕事をしていくことになる。
子どもが学校に来ている日は、日中を中心に仕事が進むのが当たり前だったが、
子どもが学校に来ない&テレワーク推進となると、もはや勤務時間ってなんの意味があるのだろうと感じてしまう。
こんなことに気付けずに仕事をしていたと思うと、なんとも恥ずかしい話だ。
さらに、今は出勤をしても残業をほとんどせずに帰る。
すると、あることに気付く・・・
今のように「仕事がいつも定時に終わる。」という状態は、
「本当はもっと少ない時間で仕事が終わる。」ということだ。ピッタリ定時で仕事が終わるなんてことはないはず。だから、仕事量としては定時未満のはずである。
ということは、明らかに無駄な人件費がかかっており、生産性は下がる一方である。
教師になってこの10年程、仕事に追われていたので、「定時になったから仕事を終わろう」ということをしたことがなかった。
仕事では常に生産性を上げることを考えてきたが、時間で仕事が縛られると生産性はかなり下がることがわかった。
働き方ってもっともっと自由でいいはずなんだよね。
評価や給与をどのように考えるかでも変わってくるし・・・
そのあたりはまたの機会に考察してみよう。